蜂蜜専門店ドラート・京都西陣本店・神戸店の合同ブログです!お店の事、蜂蜜の話やイベント案内・スタッフの日々の出来事などを綴ります。


by doratokyotokobe
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冬蜜。それは冬の花園で採れる蜂蜜。

今回新入荷の蜂蜜をご紹介。
その名は「台湾産 冬蜜(ふゆみつ)」。

南国台湾では、真冬にも花が咲き、ミツバチは休むことなく蜜を集めているのですね。
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蜂蜜は、まさに黄金色と呼ぶにふさわしい輝くようなゴールドカラー。
どんなお花から採れている蜂蜜でしょうか。

この冬蜜の蜜源は厚皮香(コウヒコウ)という植物で、日本では「木斛(モッコク)」と呼ばれ、
なんと日本では冬どころか初夏~夏の花。台湾って本当に暖かい(暑い?)南国なんですね。
写真は木斛の花。雌花と雄花があるうちの、雌花の方です。
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この木斛(モッコク)、とても面白い逸話をたくさん持つ植物で、
古くは日本の江戸時代、「江戸五木」に数えられ、美しい庭園造りには欠かせない植物として重宝されました。
(江戸五木はほかに、マキ、アカマツ、カヤ、イトヒバ)
とにかくその姿が美しく、葉は照り輝くように艶があり、日光や月光によく映えると言われ、
椿に似た小さな乳白色の可憐な花は、濃い緑の葉の中で、スズランのようにやや下向きに咲き、
実も椿に似た小さなコロンとした赤い実を鈴なりに実らせます。
ん~これは確かに美しい庭園には植えたくなりますね!
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しかも、美しさだけではないんです。
水分を多く含む葉は火の粉を避け、庭の垣根に植えるとその効果を発揮して火事の延焼を防ぐうえ、
木材として使っても火災に強く、床柱など建材としてもとても優秀。
沖縄・首里城正殿の建材にはすべてこの木斛(モッコク)が使われているのもうなずけます。
とても堅牢な木質と美しい赤褐色の木材は、細かな細工を要する櫛などの木工伝統品にも向いているほか、
樹皮からは染料が採れ、奄美大島や三宅島では絹糸や羊毛を美しい褐色に染めるのに使われてきました。
さらに八丈島では樹皮を煎じて煮詰め、防水のニカワ代わりに漁の網に塗ったという記録も。
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そして、ユニークなのが木斛(モッコク)の花言葉、「人情家」です。
木斛の持つ性質の、しっかりと成長して長寿命、そして常緑樹のつややかな見た目に加え、
「持つ濃く」という音を持つ名前が縁結びの木ともされ、
実際に各地の縁結びの神社に植えられていることで知られます。

さて、そんな冬の花園で咲く花、木斛(モッコク)の花の蜂蜜「冬蜜」。
お味は、というと、
ほどよい甘さの中に、どこか重厚な樹木の香りがほんのり。
アカシアやれんげに比べて、菩提樹や龍眼(ロンガン)の蜂蜜がお好み、という方はきっと好きになる風味です。
真冬に咲き乱れる縁結びの木、木斛(モッコク)の蜂蜜。
縁結びや、お仕事、交流関係の良縁を求める方にはピッタリの蜂蜜ですね。
ヨーグルトやトースト、毎日のテーブルハニーとして気軽に使える上、
樹木を思わせる重厚な花の香りりと、オレンジピールのようなほろ苦い後味は、
ハーバルな蜂蜜が好きな方には特におすすめで、お湯割りやハーブティーにピッタリ。
みなさまもどうぞこの冬蜜との出会いを楽しんでくださいね。
180g 1200円(税別)
1.2kg 4500円(税別)
記事/松浦 由紀
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by doratokyotokobe | 2016-10-02 17:35 | 蜂蜜